中学生が学習塾に通う人の割合とは?文部科学省のデータから徹底解説!

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クラム

元中学校教員でウェブマーケターのクラムです。
教育に関わる経験を活かし、現在は中学生やお困りの保護者の方々向けに役立つ情報を提供することを使命としています。
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中学生の子どもを持つ保護者の方々の中には、子どもの成績向上に悩んだり、周囲の子どもが塾に通い始めたことに気づき、何か行動を起こすべきかと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

子どもを本当に塾に通わせるべきかを判断するには、塾のメリットと注意すべきポイントを事前に理解しておくことが重要です。

ベンティ
ベンティ

安い金額ではないですからね!

クラムくん
クラムくん

みんなが行ってるからって理由では生かせない方がいいですよ!

ということで、本記事では、中学生の通塾率や、子どもが塾に通う主な目的とメリット、さらに塾に通うことの問題点などについて詳しく説明します。

この記事はこんな方におすすめ

・塾に行かせようか迷っている

・どれくらいの割合で塾に通わせているか知りたい

中学生が学習塾に通う割合

令和3年(2021年)の文部科学省による調査では、中学生の通塾率と通信教育・家庭教師の利用率を明らかにしています。

具体的には、学校種別(公立または私立)と学年別の分析結果がまとめられています。

中学生の通塾率は以下の通りです。

公立中学私立中学
中1生57.8%51.6%
中2生69.2%53.4%
中3生84.0%56.7%
平均70.3%53.9%

参考:文部科学省『子供の学習費調査』令和3年

なお、これらの通塾率は、調査対象の中で一年間に学習塾費を支出した家庭の割合を示しています。

同時に、通信教育や家庭教師への支出も考慮されました。

公立中学私立中学
中1生39.2%39.4%
中2生34.9%36.6%
中3生29.7%26.3%
平均34.6%34.1%

参考:文部科学省『子供の学習費調査』令和3年

これらの数字を見ると、塾と通信教育や家庭教師を併用している家庭も存在すると考えられます。

結論として、中学生の約7割が何らかの学校外の教育サービスを利用していることが示されました。

この結果は、学習方法の多様化や教育への投資の傾向を示しています。

公立中学生と私立中学生の通塾率の違い

文部科学省の調査から、公立中学生と私立中学生の間で通塾率と通信教育・家庭教師の利用率に違いが見られます。

それぞれの学年において、私立中学生の通塾率は公立中学生よりも低い傾向にあります。

ここで、その背景にある理由を探ることとしましょう。

中高一貫教育の影響

一つ目の要素として、多くの私立中学校が中高一貫の教育制度を取り入れていることが挙げられます。

このような学校では高校への進学が保証されているため、中学生の間での高校受験のプレッシャーが軽減されます。

その結果、受験対策として学習塾を利用する必要性が低下します。

私立学校の充実したサポート

二つ目の要素は、私立学校が提供する教育サポートの充実度です。

課外補習や個別指導など、私立学校では手厚い指導が行われることが一般的です。

そのため、学習の補助として学習塾を利用する必要が少なくなります。

子どもの通塾についての親の判断

それでも、子どもが通塾するかどうかは最終的には親の判断に委ねられます。

「塾=義務ではない」という点を理解し、子どもの学習状況やニーズに基づいて冷静な判断をすることが重要です。

通塾が必ずしも成績向上を保証するわけではないという点も念頭に置きましょう。

一方、受験に対する不安から、「保険」として通塾を選択する家庭も少なくありません。

親としては、子どもの学習状況を把握し、適切な教育サポートを提供することが求められますよ。

中学生が学習塾に通うメリットと目的

中学生の間で学習塾への通塾が選ばれる理由には、多くのメリットや目的が存在します。

ここでは、それらを詳しく解説します。

高校受験対策を効率的に行うことができる

学習塾に通う最大のメリットとして、高校受験に向けた具体的な対策を行うことが可能です。

塾は多くの受験生の指導経験を持ち、その結果として受験テクニックや過去問の解析など、受験対策のノウハウを豊富に持っています。

これにより、志望校に応じた効率的な学習が可能になります。

内申点向上に役立つ

次に、学習塾は内申点の向上にも役立ちます。内申点は高校受験において重要な要素であり、塾に通うことで定期テストの対策を行うことが可能になります。

結果として、内申点の向上に繋がります。

塾講師との進路相談が可能

また、塾では講師との進路相談が可能です。

経験豊富な講師によるアドバイスは、中学生の進路選択にとって非常に役立つものとなります。

集中的な学習環境が整っている

学習塾に通うことで、自宅とは異なる集中的な学習環境が手に入ります。

特に、自習室の利用は、家庭環境では得られない勉強に集中できる空間を提供してくれます。

学習習慣を形成するのに役立つ

最後に、学習塾に通うことは、良好な学習習慣を形成するのに役立ちます。

塾では定期的な宿題や学習計画が提供され、それに従って学習を進めることで、学習のルーチンを自然に身につけることができます。

このような習慣は、高校進学後も役立つ大切なスキルとなります。

中学生が塾に通うときに陥りやすい問題点とは?

塾に通うことで多くのメリットを享受できますが、同時に注意すべき点もあります。

ここでは、保護者の方々からよく寄せられる懸念事項について3つ挙げて解説します。

勉強した”つもり”で終わる

塾に通う子どもの中には、「塾に行っているから勉強はしっかりやっている」という錯覚に陥ってしまうケースが存在します。

これは、塾でのわかりやすい授業や問題演習に満足してしまうことが原因となっています。

塾に通う前に、単に授業を受けるだけでは成績は上がらないということ、そして、学んだ内容をしっかりと定着させるためには自己学習と復習が必須であることを子どもに理解させることが重要です。

友だちとの遊び場になってしまう

塾は自由な雰囲気があるため、仲のいい友達と一緒になると遊んだり、おしゃべりに夢中になったりしやすい場所になります。

塾は学習の場という認識を持つことが重要です。良い友人と一緒に通うことでモチベーションはアップしますが、逆に勉強がおろそかになるリスクもあるため、友達と同じ塾にするか、それとも別の塾にするかは慎重に決めるべきです。

経済的負担が増える

塾への通学は、費用面でも大きな負担となります。

塾の形式や規模、講師の数などによって費用は大きく変動しますが、以下に一般的な価格帯を示します。

  • 集団指導塾:月額20,000~50,000円
  • 個別指導塾:月額20,000~60,000円
  • オンライン塾:月額10,000~30,000円

なお、これらの費用には教材費や季節講習費、管理費などが追加される場合もあります。

しかし、近年では低価格で高品質なサービスも増えてきています。

その一例がオンライン塾で、低費用で質の高い授業を受けることが可能です。

各塾やサービスには長所と短所がありますので、お子さんの目標や性格を考慮に入れて、適したものを選び、試してみることがおすすめですよ。

中学生が学習塾に通う割合のまとめ

以上で、中学生の通塾率や、子どもが塾に通う主な目的とメリット、さらに塾に通うことの問題点などについて詳しく解説してきました。

ベンティ
ベンティ

結構な割合で通ってるんですね!

クラムくん
クラムくん

そうなんだよ!塾に行かないと置いてかれてしまうと感じてしまうのも納得よ!

塾に通う理由が「周りの人たちが行っているから」というだけであれば、その効果は必ずしも大きくはありません。

塾が学習成果に結びつくためには、明確な目標と向上心が必要です。

塾は効率的な学習方法やテスト対策のコツを教えてくれるので、目標達成の早道となる場合もあります。

塾に行くべきか迷うときは、近くの塾で体験授業を受けてみると良いでしょう。

実際に教室の雰囲気を感じることで、その塾が自分の子どもに合うかどうかの手がかりになります。

複数の塾を比較することで、子どもに最も適した塾を見つけるヒントが得られますよ。

クラムくん
クラムくん

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